2011年5月21日土曜日

舌磨き菓子や男性用整髪剤「手軽さ」に需要 狙え“オス化女性?

 バリバリと仕事をこなす一方、身だしなみがおろそかになりがちといった女性たちが、化粧品や食品業界の“有力顧客”に浮上している。男性向け商品を購入するケースも増えており、企業側には固定観念にとらわれない商品づくりや販売戦略も求められそうだ。

 江崎グリコは、口臭の原因となる舌についた食べかすなどをとるタブレット菓子「ブレオ」を8月下旬に刷新し、パッケージに歯磨きを連想させる「舌磨き」という言葉を入れた。

 同社が首都圏在住の20?30代未婚女性400人に行ったアンケートによると、「(男性のように)“オス化”していると思うことがあるか」との問いに83%が「ある」と回答。「日ごろ気になる自分のニオイ」として、こうした女性の96%が口臭をあげた。購入者の7割が女性というブレオだけに同社は「舌磨きを定着させたい」と意気込む。

 資生堂が昨年8月に発売し、10カ月で700万本を出荷した男性用整髪剤「ウーノ フォグバー」は女性にも人気が高く、「顧客の2、3割が女性」(販売担当者)という。

 フォグバーの特徴は髪に霧状の液体を吹きつけたあと、手ぐしで好みの髪形に仕上げられること。女性が購入する理由について同社は「忙しい女性の生活スタイルにマッチしたのでは」と推測する。24日から放映するテレビCMには女性に人気の女優、宮崎あおいさんが登場。需要の掘り起こしを目指す。


 一方、1万4500円のスキンケア商品を購入すると顔の手入れに関するレッスンを無料で受けられるノエビアのサービスは目標を30%上回るなど「女性たちは“オス化”を恐れているのでは」との声もある。

 新商品の動きに詳しい電通総研の四元正弘?消費の未来研究部長は「人口減少の中、男性向け、女性向けと分ける製品だけではジリ貧になる。ユニセックス的な商品とサービスのニーズは高い」とみている。

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アラド rmt

引用元:Tera rmt

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